
MetaFluor® 蛍光レシオイメージングソフトウェアは、Fluo8、Ca Greenなどの単一波長蛍光またはFRETやFura2などの多波長蛍光を使った細胞内イオン測定用のソフトウェアです。このソフトウェアは、Rawデータ、レシオイメージ、蛍光輝度の時系列グラフ、イオン濃度に加えて、明視野、位相差画像といった非レシオメトリックイメージを同時に表示します。また、最大2種類のレシオイメージングに加えて1波長蛍光画像の取得、さらにリアルタイム解析が可能で、蛍光色素のローディング濃度、条件または発光強度に左右されることなく、イオン交換や細胞内機能に関する優れた知見が得られます。
- Overview
- Applications
- Specifications
- Resources
- レシオイメージングのリアルタイム処理と解析により、高速のタイムラプス、レシオ演算、カラーマップ、レシオおよび蛍光輝度測定、ならびに較正イオン濃度の測定が可能になります。迷光、カメラノイズ、自家蛍光の補正によって解析精度の向上を目的としたバックグラウンド補正が可能です。
- 細胞内イオン濃度のキャリブレーションには、in situキャリブレーションとin vitroキャリブレーションの両方に対してGrynkiewiczの較正式(Grynkiewicz et al., 1985)あるいはタイトレーションによる較正式を使用できます。これらの較正値は保存可能であり、別の実験でも読み出して使用することができます。
- 興味領域(Region: ROI)を計測対象の画像上に作成すると、輝度、レシオまたはイオン濃度を瞬時にモニターできます。輝度の計測はすべての興味領域でリアルタイムに行われ、連続的にグラフとして更新されるので、生体試料で発生する動的変化をリアルタイムで追うことができます。
- インタラクティブグラフは、実験データの表示に柔軟性を与えます。画像と計測データが常にリンクして表示されることで、事象の変化の確認が容易です。 グラフトレースをクリックすると、クリック位置に最も近い領域のプレーン画像とデータ値が表示されます。
- イベントマーク機能は、いつ、薬剤・薬液または何らかの化学的・物理的刺激、あるいは、ハードウェアとリンクしているトリガー信号が加えられたのか、といったイベントを記録できる機能です。各イベントにタイマーやアラームベルを関連付けることも可能です。さらに、ぺリスタポンプなどを使用した潅流実験において、サンプルに関する環境条件を記録し、追跡することができます。
- ジャーナル(マクロプログラム)によりシステム運用の簡素化、データ取得とデバイス制御の自動化、変数設定、イベントの順序付けが可能です。Auto-Execute Journal(ジャーナルの自動実行)コマンドを使用すると、データ取得サイクルの特定の位置でジャーナルを自動的に実行できます。
- Ratio imaging
- Calcium ratio imaging
- FRET
- pH measurements
- Ion concentration
- Intensity-over-time
- Windows 7, Windows 8, or Windows 10 required.
- MetaMorph® Software runs under 32-bit and 64-bit operating systems. Please note, not all hardware drivers are compatible with 64-bit systems. Check here for latest hardware driver status.