
レポーター遺伝子アッセイは、遺伝子発現などの細胞内の現象をモニタリングすることができる重要なツールです。SpectraMax® DuoLuc™ Reporter Assay Kitは、高感度なデュアルルシフェラーゼレポーター遺伝子アッセイを可能にします。
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SpectraMax® DuoLuc™ Reporter Assay Kitは、哺乳動物細胞におけるホタルおよびウミシイタケのルシフェラーゼの発現を高感度に定量することができる試薬キットです。
- 感度に優れたフラッシュタイプの発光アッセイ
- 1ウェルあたりわずか10細胞のルシフェラーゼの発現を検出可能
- 内部コントロールに対するレポーター発現の標準化により、測定結果の正確さが向上
- インジェクター搭載プレートリーダーSpectraMax® i3x、iD3、Lに最適
- SoftMax® Proソフトウェアにプリセットされたプロトコルでデータ取得と解析を簡素化
- プレートリーダー、ソフトウェアおよび試薬キットのトータルソリューションをサポート
SpectraMax DuoLuc Reporter Assay Kitは、幅広いダイナミックレンジにわたって、ルシフェラーゼ発現の正確かつ高感度な測定を可能にします。

Figure 1:精製された酵素ルシフェラーゼを用いたアッセイ例
ホタルルシフェラーゼ(赤色)およびウミシイタケルシフェラーゼ(青色)。

Figure 2:HeLa細胞を用いたアッセイ例
ホタルルシフェラーゼ(赤色)およびウミシイタケルシフェラーゼ(青色)。
レポーター遺伝子アッセイは、遺伝子発現、遺伝子制御、シグナル伝達に関連する細胞内の現象をモニタリングすることができる重要なツールです。ホタルルシフェラーゼは、最もよく使用されるレポーターのひとつで、生物発光反応(酸素およびATPの存在下におけるD-ルシフェリンの酸化)を触媒することで光を放出します。ウミシイタケルシフェラーゼは、セレンテラジンの酸化を触媒して光を放出します。基質要求性に違いがあるため、それぞれの基質を順次添加することで、ひとつのサンプルについて両方のルシフェラーゼ活性を測定することができます。試験シグナルをコントロールシグナルで標準化できるため、このアッセイで得られる結果は信頼性が高く、細胞内シグナル伝達などに関するより詳細な情報を得ることが可能です。

Figure 1:デュアルルシフェラーゼレポーターアッセイの原理
典型的な実験では、関心のある遺伝子あるいはプロモーターの制御下にあるホタルルシフェラーゼレポーター遺伝子(黄色)と、構成的プロモーターの制御下にあるウミシイタケルシフェラーゼレポーター遺伝子(緑色)が細胞にトランスフェクションされます。それぞれのレポーター遺伝子の発現は、2段階の発光測定によって検出されます。
Figure 2:デュアルルシフェラーゼアッセイの代表的なワークフロー

Figure 3:96ウェルマイクロプレートによるアッセイ
製品名 | 内容 | 製品番号 |
---|---|---|
SpectraMax® DuoLuc™ Reporter Assay Kit | ||
評価キット | 50反応分 | R8360 |
エクスプローラーキット | 200反応分 | R8361 |
バルクキット | 1000反応分 | R8362 |
Passive Lysis Buffer | 1本(20 mL) | R8363 |