最新情報

第2回日本抗体学会学術大会 ランチョンセミナーに参加します

第2回日本抗体学会学術大会 ランチョンセミナー

日時 12月2日(土) 12:55~13:55
会場 ライカ南国ホール5F メイン会場
セミナー ◆タイトル 安定細胞株開発と抗体のハイスループット特性解析ソリューションのご紹介

◆演題① 高抗体産生細胞の自動スクリーニングシステムClonePix2のご紹介」
◆発表者 金廣 優一 モレキュラーデバイスジャパン株式会社
◆概要 近年、がん治療分野における抗体の利用や増加するワクチン研究のニーズなどの要因にけん引されて、哺乳類細胞を用いて産生したモノクローナル抗体や組み換えタンパク質産生技術の重要性がますます増大しています。市場が成長を続けると同時に、細胞株樹立に要するコストや期間短縮の必要性がこれまでになく高まっています。 抗体の大量生産には、主にB細胞由来ハイブリドーマや抗体遺伝子を導入したCHO細胞が用いられます。これら細胞株樹立の過程で生じるHeterogeneousな細胞群から高抗体産生細胞を特定・単離するためには、多数のクローンをスクリーニングする必要があり、多大な労力と時間を必要とします。 ClonePix2システムはHeterogeneousな細胞群から多数のクローンを効率よくスクリーニングするために開発された、哺乳類細胞専用の自動コロニーピッカーです。本セミナーではClonePix2と半固形培地を用いたクローンスクリーニング手法をご紹介いたします。

 

演題② LC/MS及びicIEF-UV/MSを用いた抗体関連医薬品の特性解析
◆発表者 横山 亮 株式会社エービー・サイエックス
◆概要 1980年中ごろにマウス由来の抗体から抗体医薬品の開発が始まりました。その後開発が進み、近年では多重特異性抗体、抗体薬物複合体、融合タンパク質など様々な抗体関連医薬品が開発・上市されています。これらの抗体関連医薬品は、酸化、脱アミド化、糖鎖等の修飾があり、これらは薬効にも影響を与える可能性があるためその品質特性を確認することは医薬品開発にとって非常に重要になります。また、抗体関連医薬品の生産細胞株開発では細胞株のクローニングから培養条件の検討が必要となるなど、多くの抗体関連医薬品候補に対して、迅速かつ簡便に品質特性の解析を行うことが求められております。 本セミナーでは、LC/MS及び新技術であるイメージキャピラリー等電点電気泳動Intabio ZTシステムと質量分析計ZenoTOF 7600 システムを組み合わせた測定法を用いて、多様な品質特性に関してハイスループットで解析した事例及び既存の技術では解析が困難な修飾や抗体薬物複合体の薬物結合部位を帰属した解析事例などを紹介します。

詳細は、公式サイトをご覧ください。

新製品Intabio ZTシステムは、icIEFによる分離とUV検出
ZenoTOF 7600システムによる高分解能質量分析を組み合わせます。