ここではお客様より頂くことの多い質問事例を紹介いたします。
なお、質問の横にあるMM、MF、MVの文字はそれぞれ以下のソフトに対応した内容となっています。

MM
MetaMorph
MF
MetaFluor
MV
MetaVue

Q1:MetaMorphで取得した画像をPhotoshopで開くと真っ暗になる(MM/MV)
 A1:Photoshop内で表示スケールを調整する。
   MetaMorphで取得画像の階調を24ビット([Edit]-[Duplicate]-[As Displayed]機能)または、
   8ビットコピー([Display]-[Scale Image]のCopy to 8-bit image機能)にしておく
詳細はこちらをご覧ださい

Q2:EMCCDゲインが表示されない(MM/MV)
 A2:[Acquire]-[Special]タブでEMチャネルを持つADCを選択する

Q3:MDAでデータ取得中にPCが停止し、ndファイルが壊れた(MM/MV)
 A3:Recreate Missing File機能から修復できます。こちらをご覧ください。

Q4:取得画像がPixel表示されており、XYがumで表示されない
(MM/MV)
 A4:[Measure]-[Calibrate Distances]で取得済画像に合った校正値を選択する。詳細はこちらをご覧ください。

Q5:画像取得中に表示スケールが自動で切り替わってしまう
(MM/MF/MV)
 A5:Scale ImageのAutoを外す
   [Acquire]-[Display]タブのAutoscaleのチェックを外す

Q6:Review MultiDimensional Dataでモンタージュ表示が行えなくなった
(MM/MV)
 A7:[Edit]-[Preferences]-[Save]タブでSave Thumbnails for Multi-Dimensional Applicationにチェックを入れる
   詳細はこちら(チェック入力前 入力後)をごらんください

Q7:MetaMorphで取得した画像をMacに持っていくには(MM/MV)
 A7:
MetaMorphで取得画像の階調を24ビット([Edit]-[Duplicate]-[As Displayed]機能)または、
    8ビットコピー([Display]-[Scale Image]のCopy to 8-bit image機能)にしておく


Q8:時間情報を持たない画像にMetaMorphで時間情報を書き込むには
(MM/MV)
 A8:StackメニューよりSet Plane Time Incrementより、各プレーン間の時間情報を設定後、DisplayメニューGraphicメニューよりDate/Timeで書き込めます

Q9:取得画像全体の平均輝度値を調べるには(MM/MV)
 A9:[Measure]-[Show Region Statistics]でEntire Imageにチェックを入れる。詳細はこちらをご覧ください。

Q10:カラー画像のR(Gまたは、B)チャネルのみの輝度情報を調べるには(MM/MV)
 A10:[Measure]-[Show Region Statistics]でChannelでR(Gまたは、B)を選ぶ。詳細はこちらをご覧ください。

Q11:画像にガンマ補正をかけるには(MM/MF/MV)
 A11:[Display]-[Adjust Digital Contrast]でGamma値を変更する
    [Acquire]-[Display]タブでImage Gamma値を変更する

Q12:接続している電動ステージがジョイスティックでは動くが、MetaMorphからは制御できない(MM/MV)
 A12:AdministratorのInstall System Devicesの設定でOperate device in emulation modeのチェックを外す。詳細はこちらをご覧ください

Q13:MetaMorphでXYステージを動かす際に動かす方向を逆転したい(MM/MV)
 A13:AdministratorのInstall System Devicesの設定でStage SettingsのUser Unitsの前に「マイナス符号」を入力する。詳細はこちらをご覧ください。

Q14:対物レンズを高倍に変更時、フォーカスがずれてしまう(MM/MV)
 A14:電動顕微鏡付属の設定ソフトウェアで同焦補正を行ってください。

Q15:露光途中でデータ取得を中断したい(MM/MF/MV)
 A15:キーボードの[ESC]キーを押す

Q16:MetaMorphのシステムID番号を確認したい(MM/MF/MV)
 A16:パラレルポートまたは、USBポートに接続されているドングルキーに書かれている数字を確認する。
    ソフトウェアを起動し、[Help]-[About MetaMorph]でSystem IDを確認する。詳しくはこちらをご覧ください。
   MMディレクトリにあるuicshell.iniファイルをメモ帳で開き、[License]のAgree=xxxxの部分を確認する。詳細はこちらをご覧ください。

Q17:MetaMorphの起動時に、対物レンズおよび、イルミネーション設定をいつも同じ状態にしたい。(MM/MV)
 A17:対物レンズおよび、イルミネーションの設定をJournalに登録し、[Journal]-[Journal control]-[StartUp Journal]に登録する。

Q18:画像を取得したらごみのようなものが一緒に写ってしまう(MM/MF/MV)
 A18:カメラと顕微鏡とを接続しているカメラマウントの取り付けねじを緩め、ライブ表示状態でカメラを回転させてみる。
    →回転させてもゴミが動かない場合は、カメラのウィンドウをクリーニングする(クリーニング方法はカメラメーカにお問い合わせ下さい)。
    →回転させるとゴミが動く場合は、顕微鏡系をクリーニングする(クリーニング方法は顕微鏡メーカにお問い合わせ下さい)。

Q19:Regionを作成したがサイズの変更ができない(MM/MF/MV)
 A19:Region Toolsツールバー(MM,MVの場合、表示されていない場合は"Region"メニュー, "Region Tools"をクリックすると表示されます。)のRegion Tool Propertiesをクリックします。
    その後"Lock Region Size"にチェックを外して"OK"をクリックしてください。

Q20:長時間露光設定の状態でShow Liveボタンを押してしまったが、途中でLiveを終了したい(MM/MV)
 A20:Liveの状態でAcquireダイアログボックスの露光時間を短い値に変更する。Journalを作成し、タスクバーやツールバーに登録しておくと大変便利(Journal参照

Q21:作成済Journalを編集したい(MM/MF/MV)
 A21:[Journal]-[Edit Journal]で編集したいJournalを読み込み修正、保存する。詳しくはこちらをご覧ください。
    タスクバーにJournalが登録されている場合は、編集したいJournalのボタンをキーボードの[Shift]キーを押さえながらマウスでクリックする

Q22:細胞周辺に興味領域を設定したい(MM/MV)
 A22:細胞全体をカバーするように[Measure]-[Threshold Image]で2値化レベル設定し、続けて[Regions]-[Create Regions Around Objects]を利用する

Q23:設定してあった興味領域(複数個)をサイズ・間隔を保ちながら動かしたい(MM/MV)
 A23:[Regions]-[Move All Regions]を利用する

Q24:興味領域を連続して作成できない(MM/MF/MV)
 A24:Region Tool PropertiesのRevert to Locator Tool after creating a regionのチェックを外す。詳細はこちらをご覧ください。

Q25:興味領域がすべて同じ色で設定される(MM/MF/MV)
 A25:Region Tool PropertiesのRegion ColorのUse same color for new regionsのチェックを外す。詳細はこちらをご覧ください。

Q26:複数設定されていた興味領域のひとつを削除したので、Regionラベル番号を振り直したい(MM/MV)
 A26:[Regions]-[Resequence Region Labels]を用いる。Region削除前Region削除後Regionラベル振り直し後

Q27:AcquireダイアログボックスのExposure Timeをワンクリックで100msづつ上げ下げしたい(MM/MV)
 A27:AcquireタブのPreferences欄、Amount to adjust exposure when using the arrows of the edit box脇の数字を100にする。詳細はこちらをご覧ください。


Q28:Ratio Imageで作成した画像が黒抜けしてします(MM/MF)
 A28:通常IMD intensity欄はRatio画像を構築する際に使用する2つの画像のうち、輝度の高い画像を指定します。
    Journal等で組み込んでいる場合は、Average Num. and Denom.をお選び下さい。設定前の黒抜画像設定変更後画像

Q29:MetaMorph,MetaFluor,MetaVueに関して、ファイルフォーマット、ハードウェア制御に関してのテクニカルノートの様な物は無いか?(MM/MF/MV)
 A29:Molecular Device webサイトよりテクニカルノート(一覧表)がダウンロードできます。webサイトはこちら
    インターネットに接続していない場合は、アドレスはこちらになります。http://support.universal-imaging.com/browse-tech-docs.cfm

Q30:メニュー、ツールバータイトル名、テキストボタンの英語表記を日本語表記に置き換えたい(MM/MF/MV)
 A30:Metaシリーズソフトウエアがインストールされているディレクトリに"UILANG.DAT"ファイルが存在する場合、言語変換が行えます。詳細はこちらをご覧ください。


Q31Ver7.1にアップーデート時、エラー画面が表示され、更新が出来ない(MM/MF/MV)
 A31:インストールされているPCのアカウント名に日本語フォントを使うとアップデートが行えません。変更を行ってもインストール先のディレクトリ名は変更できませんので、

   コントロールパネルより"ユーザアカウント"から新しいアカウントを英字フォントで作成していただき、そちらのアカウント内でアップデートを行ってください。

Q32:RS-232 Illumination設定でコマンドを正確に入力設定しているのにもかかわらず、Metaシリーズソフトウェアから接続デバイスを制御できない(MM/MF/MV)
 A32:Meta Imaging Series AdministratorのConfigure Hardware−Install System Devicesで設定後にApplyボタンを必ず押した後にOKボタンを押して、ダイアログボックスを終了してください

Q33:Stream AcquisitionでStream to HDDを指定し、Save during HDDにチェックを入れようとしても、入らない(MM/MV)
 A33:ご使用になられているCCDカメラが、Andor社製または、Photometrics社製でない場合は、カメラの仕様上、設定ができません。カメラを交換するか、Save duringHDDを使用せずにデータ取得してください

Q34:取得済画像の対物レンズの情報(倍率、N.A.値)を変更したい(MM/MV)
 A34:こちらにカーソルを合わせ、右クリック⇒対象をファイルに保存して頂くとダウンロードできるJouarnlを使う事で変更可能です(Journalのマニュアル)。なお、このJournalはVer7.0以降で対応となっています。

Q35:タイムラプスStackファイルの指定プレーンをElapsed Time="0"に設定し、そのポイントのBeforeプレーンをマイナス時間表記に出来ないか?(MM/MV)
 A35:Assign Time Reference機能を使う事で設定可能です。詳細はこちらをご覧ください。


Q36:画像ファイルは連番できちんと存在するのにBuild Stack機能等で連番ファイルをStackファイルに変換できない(MM/MV)
 A36:画像ファイルが保存されているディレクトリに「デスクトップ」「新しいフォルダ」などの日本語フォントが存在するとこのような問題が発生します(こちらをご覧ください)。保存名、保存先には日本語フォント、全角文字
    (スペース含む)を使用しないように注意してください。


Q37:ソフト起動時、CCDやその他ハードウェアの電源を入れていなくてもエラーメッセージが表示されない様にできないか?(解析、画像加工のみを目的として画像取得を行わない場合の使用)(MM/MV/MF)
 A37:周辺機器を使用しない設定を新たに作成することで、対応可能です。設定操作についてはこちらをご覧ください。


Q38:モノクロCCDを使った撮影したグレースケール画像に対して、キャリブレーションバーやテキストを輝度値による表示ではなく、任意のカラーで画像に書き込みしたい(MM/MV)
 A38:得られた画像をEdit⇒Duplicate⇒As Displayedと処理を行い、24bit画像に変換していただく事で、キャリブレーションバー等を任意の色で書き込む事が出来ます。詳しくはこちらをご覧ください。
    *注意:Edit⇒Duplicate⇒As Displayed処理後の画像は輝度による定量性がございません


Q39:浜松ホトニクス製カメラ ORCA-AGでLive中の画像がこの様に分割表示される。(MM/MV)
 A39:カメラのファームウェアのバージョンがVer.2.00.22.Mの場合発生します。Ver.2.01.00Nにバージョンアップをする事で解消します。バージョンアップについてはお問い合わせください。
    ファームウェアのバージョンはAcquire⇒Acquire⇒Specialタブ⇒Infoボタンより確認できます。詳細はこちらをご覧ください。

Q40:オートスケールをONにしても画像のコントラスト、明るさが良くならない or 輝度値に見合う画像とならない(MM/MV)
 A40:表示コントラスト調整に原因がある可能性があります。Displayメニュー⇒Adjust Disital Contrast⇒Resetボタンよりコントラスト設定をリセットしてみてください。詳しくはこちらをご覧ください


Q41:取得済みデータ(INFファイル)のLoad(Open)を行ってもファイルが開かない(MF)
 A41:以下の事を確認してください。
    @MetaFluorではファイルの移動をNFファイルのみだけでは読み込む事が出来ません。こちらをご覧ください。
    Aデータ取得時のConfigure Experiments(Cfg Exp)の設定と、ファイルを読み込む時のCfg Expの設定が異なっているとファイルが開かない事があります。
      Cfg Expの設定を画像取得時の設定に変更するか、Protocolファイルを作成していればそのファイルををLoadした後、取得済みデータを読み込んでください。


Q42:Nikon E1000、TE2000、90i顕微鏡において、DICアナライザのIN/OUT設定をMagnification(対物レンズ)ではなくIllumination(波長設定)で行ないたい(MM/MF/MV)
 A42:AdministratorよりConfigure Hardware→Install System Devicesより、E1000は「E1000 Micro-DIC Slider」、TE2000の場合は「TE2000 Analyzer」、90iの場合は「90i Analyzer」のリストを
    ダブルクリックすることで表示される設定ウィンドウにて、"Treat As"の選択肢を"Magnification"から"Illumination"に切り替えてください。
    これにより、Configure IlluminationにDICアナライザの設定が追加されます


Q43:ペン型タブレット等を使い、2値化処理の困難なサンプルをマニュアルでトレースを行い、その周囲にRegionを作成したい(MM/MV)
 A43:Journalを用いることで実現可能です。Journalはここを右クリックで「対象をファイルに保存」でダウンロードできます。Journalの使い方はこちらをご覧ください。

Q44:Overlay ImageのHueリストが表示されないバグをVersion7.6.5でFixしたとのことだが、アップグレードしても解消されていない(MM/MV)
 A43:アップグレード後、下記のファイルを削除し、ソフトウェアを再起動してください。
    c:\mm\Groups\MetaMorph\overfluo.cfg


Q45:Multidimensional Motion AnalysisにてTrackingのアルゴリズムが1つしか選択できないことがある(MM)
 A45:Multidimensional Motion Analysisを起動後、こちらの画像の様にMultiDimensionalにチェックを入れ、True 3D以外にチェックを入れてください。その後、Sourceを解析画像のフォーマットに従ったStack等に
    戻していただき、Serch Optionボタンを押してウィンドウを再表示していただくとアルゴリズムが選択可能となります。True 3Dではアルゴリズムは1種類のみとなります。

Q46:長寿命光源”PhotoFluorII”を起動すると”POWER DOWN”と表示され、点灯しない(MM/MV/MF)
 A46:これは機械がスタンドバイ状態になってしまったことが原因です。解除の方法は、緑色のボタンを長押ししてください。再初期化(REINITIALIZE)が行われ、完了後、再び通常通り使用することが可能となります

Q47:撮影時、シャッターの開閉に伴う振動で画像がぶれてしまう(MM/MV/MF)
A47:設定により、シャッター開いてから撮影に入るまでの時間を設定することで、振動が落ち着いてから撮影することが可能です。詳細はこちらをご覧ください


Q48:OLYMPUS社製オートフォーカスユニットZDC2がWindows 64bit OS上のMetaMorphで認識できない(MM/MF)
A48:IX81とZDCを制御するのに必要なIX-BSWソフトウェアが32bitパッケージでしかインストールできないことが原因です。こちらにある手順書に従って、特定のファイルをコマンドプロンプトで登録する事で解消できます


Q49:Photometrics社製CCDカメラ、CoolSNAP HQをHQ2に、もしくはその反対に入れ替えた際、RS Camera Testでは認識しているが、MetaMorph、MetaFluorだけ認識できない(MM/MF/MV)
A48: C\Windows\PVCAM.iniファイルを開いてみてください。カメラがIEEE1394ボードタイプの場合はこの様にLVDSボードタイプの場合はこちらの様に、黄色のハイライト部分と同じように書き換えた後、上書き保存してください


Q50:取得済みデータ(Stackファイル等)において、1ファイルのサイズが2GB以上になると、なぜかファイルが二つに分割(例:Image.tifとImage_1.tif)されてしまうのですが・・・(MM/MF/MV)
A50:TIFFの規格上、1ファイルのサイズは4GBとなっていますが、MetaImaging Series Softwareは安全のために2GB以上のTIFFの場合、自動的にファイルを分割します。どちらか一方をLoadすれば2GB以上のStackデータで読み出し可能です。
   ただし、分割されたファイルはファイル名やペアとなるファイルが分かれたディレクトリに移動してしまうとファイルがLoadできなくなりますのでご注意ください。

Q51:デノイズソフトウェアSafirがインストールできない。(MM)
A50:Safirインストール時にはMetaMorphが同時に起動しますが、Windows7などではデフォルトのセキュリティレベルが高すぎて、Safirのインストーラー起動時のMetaMorphの起動が阻止されてしまい、インストールができなくなります。
   OSのセキュリティレベルを1つ下げることで解消します。手順についてはこちらのマニュアルの後半部に記載されています