Flexstation3 自動マルチチャンネルピペッター搭載 マルチモードマイクロプレートリーダー

インジェクタシステムにはない3つのメリット

自動マルチチャンネルピペッター搭載FlexStation 3

デュアルオートインジェクタ搭載
マルチモードプレートリーダー画像
デュアルオートインジェクタ搭載
マルチモードプレートリーダー

最大96種類の試薬を連続分注可能

 インジェクタシステムでは1濃度の試薬につき、1本のチューブを使用します。従いまして条件検討で複数の濃度でアッセイを行う場合には、何度もチューブの洗浄や試薬ボトルの入れ替えが必要になります。この状況は2チャンネルのインジェクタシステムでも同じです。
 FlexStation3では、マイクロプレートに化合物やリガンド等の試薬をセットして、自動のマルチチャンネルピペッターでプレートのカラム単位で分注します。そのため96プレートの場合、最大96濃度の試薬を連続して分注することができます。

コンタミのリスクなし

 インジェクタシステムでは、添加する試薬を変える際にチューブの洗浄を行います。そのためチューブに吸着しやすい試薬の場合は、洗浄不良によりコンタミするリスクがあります。
 FlexStation3では、ディスポーザブルのマイクロチップで試薬を分注します。使用するマイクロチップを自由に切り替えることが可能で、コンタミのリスクがありません。またマイクロチップを使用しているために、プライムやリバースといった面倒な操作が不要です。

ミキシング効率の最適化が可能

 液体分注時のミキシング効率は、カイネティックカーブの形に影響しEC/IC50が変化するため重要です。そしてミキシング効率には分注ボリューム、分注スピード、分注する高さが影響します。そのためリードプレートのサンプルのボリューム等に応じて、これらの分注パラメータを最適化する必要があります。
 インジェクタでは分注するスピードや高さをフレキシブルに変えられません。一方FlexStation3ではすべての分注パラメータを自在に変更することが可能ですので、様々なアッセイ状況に適した分注設定が可能です。