このプレゼンテーションでは、肺オルガノイドの形成および分化のモニタリングと特性評価を実施したハイコンテントイメージングについて取り上げています。我々は、オルガノイドを形成させる8週間の間にハイコンテントイメージングによるモニタリングを行い、肺オルガノイドのサイズと複雑さの増加する様子を観察しました。解析の一部には、機械学習を用いた画像解析を取り入れ、透過光画像でのオルガノイドの認識をより迅速かつ簡単に行えることを実証しました。次に、肺損傷を引き起こすことが知られている薬物を用いて、その濃度依存的な毒性効果を実証しました。さらに、腸のオルガノイドや原発腫瘍由来オルガノイド、心筋スフェロイドや神経オルガノイドといった各種のオルガノイドの形成のモニタリングと特性評価について取り上げています。